書籍名 | 住吉派研究 |
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著者 | 下原美保 |
体裁 | A4判・上製・函入り |
価格 | 本体20,000円+税 |
ISBNコード | ISBN978-4-904706-06-0 |
Cコード | C3071 |
下原美保
下原美保(しもはら・みほ)
関西学院大学大学院文学研究科修士課程後期課程単位取得後退学。修士(文学)。
福岡市博物館学芸員を経て、現在、鹿児島大学学術研究院法文教育学域教育学系(教育学部美術教育講座)教授。
[主要論文・著書]主編著『近世やまと絵再考――日・英・米それぞれの視点から』(ブリュッケ、平成25年[2013])、「やまと絵の継承と展開」、(『別冊太陽 やまと絵――日本絵画の原点』)平凡社、平成24年[2012])、「近世初期の土佐派と住吉派」(『福岡の近世やまと絵展』図録、福岡市美術館、平成14年[2002])。
◎ 巻頭カラー口絵では住吉如慶・具慶による11作品を36頁に渡って紹介。
◎ 論文篇では住吉派研究の課題を以下の5点に絞って論述する。
〔一〕 なぜ、江戸時代初期に住吉家が再興されたのか
〔二〕 二代目具慶にして、なぜ、幕府の御用絵師に登用されたのか
〔三〕 住吉派の絵師は、どのような画事を誰に求められたのか
〔四〕 住吉如慶・具慶作品における古典受容の在り方
〔五〕 作品評価の再検討――如慶・具慶による新たなやまと絵
◎ モノクロ挿図、約280点を掲載。伝統的なやまと絵の技法を駆使しながらも、それを覆すように彼らが筆を以て仕掛けた独自のドラマティックな演出や躍動感溢れる人物描写、当時流行していた古典解釈学からの影響等をビジュアル画からも鮮明にする。
◎ 代表的作品、如慶筆・紀州東照宮蔵「東照社縁起」、具慶筆・筥崎宮蔵「箱崎八幡宮縁起」、具慶筆・寛永寺蔵「元三大師縁起絵巻」および「慈眼大師縁起絵巻」全図を収録。
◎ 巻末には、住吉派関連資料として年譜、系譜、印章一覧、各種史料、主要研究文献一覧を収める。